目次
■学部の選択をして下さい。
教養学部(前期課程)
教養学部(前期課程) | 定員 | 学問分野 | 言語学 歴史学 法学 政治学 経済学 社会学 数学 物理学 化学 生物学 応用生物学 |
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2,960人 |
【特色】前期課程で教養教育を受け、進学選択制度によって10の学部から進学先を選択。
【進路】各科類の主な進路先学部は下表「東京大学『進学選択』について」参照。
所属キャンパス | 駒場地区キャンパス |
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■学科・コース・専修一覧
文科一類 | 法学や政治学など社会科学全般の基礎的な領域を中心に学ぶ。その他にも哲学、倫理、歴史、心理などの人文科学系科目や、物質・生命、数理・情報などの自然科学を含む科目を数多く履修し、人間と社会について幅広い見識を養う。主な進学先は法学部である。 |
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文科二類 | 経済などの社会科学を中心に、文科一類と同様に哲学、倫理、歴史、心理など幅広く人文科学を学び、人間や組織について理解する。さらに、理系科目を含む総合科目を自ら選択することで多彩な学習領域を形成していく。主な進学先は経済学部である。 |
文科三類 | 言語、思想、歴史などの人文科学や社会科学を学び、人間の文化的、社会的営為についての知識や見識を深めていく。さらに、理系科目を含む多くの総合科目を自主的に選択することで以後の進路を確立していく。主な進学先は文、教育、教養の3つの学部である。 |
理科一類 | 数学、物理学、化学を中心に数理科学、物質科学、生命科学を学習する。文系科目を含む総合科目を履修し、科学や技術と社会の結び付きを理解する。科学論文における英語ライティングを学び、志望学部へ進学する。主な進学先は工、理の2つの学部である。 |
理科二類 | 生物学、化学、物理学を中心に生命科学、物質科学、数理科学を学習する。文系科目も履修し現代社会における科学技術の役割について学び、志望学部へ進学する。科学論文における英語ライティング能力も養う。主な進学先は農、工、理、薬の4つの学部である。 |
理科三類 | 生物学、化学、物理学を中心に生命科学、物質科学、数理科学を学習する。人間への探究心を養い、生命と社会の関わり合いを学ぶ。科学分野での国際的発信力を強化するため、科学論文における英語ライティングも履修する。主な進学先は医学部医学科である。 |
法学部
法学部 | 定員 | 学問分野 | 法学 政治学 |
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400人 |
【特色】3つのコースを設置。授業はコースにしばられず、幅広い履修が可能である。
【進路】2割超が法科大学院などに進学。公務や金融・保険業に就く者もいる。
取得できる免許・資格 | 教員免許(高-公)、司書教諭、学芸員、司書 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 法学政治学/公共政策学 |
■学科・コース・専修一覧
第1類 法学総合コース | 民法、刑法などの法律を中心に、法・政治・経済を総合的に学ぶ。国際ビジネスを目指す学生向けの「国際取引法務プログラム」と公務員志望者向けの「公共法務プログラム」を設置。ビジネス法務、公務、マネジメント、研究職など多様な進路が想定されている。 |
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第2類 法律プロフェッション・コース | 高度な法律専門職や法曹の育成を視野に、法を専門的に学ぶ。法的思考の基礎を固め、法科大学院(ロースクール)への進学を見据えたカリキュラムを構成している。他の類の科目も自由に履修できるなど自由度が高く、密度の濃い学習環境が提供されている。 |
第3類 政治コース | 行政学、国際政治、政治学史などの政治に関する授業を数多く履修することが求められ、法よりも政治に重点をおいたカリキュラムである。必修科目は少なく履修の自由度が高い。自ら調査し考えをまとめる能力を培うためにリサーチペイパーの執筆が必須となる。 |
経済学部
経済学部 | 定員 | 学問分野 | 経済学 経営学 |
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340人 |
【特色】少人数教育を重視し、学部プラス1年で修士号を取得できるプログラムも設置。
【進路】約1割が大学院へ進学。就職先は金融・保険業、学術研究・専門技術サービス業など。
取得できる免許・資格 | 教員免許(高-公)、司書教諭、学芸員、司書 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 経済学/新領域創成科学/公共政策学 |
■学科・コース・専修一覧
経済学科 | 経済全体の水準や失業、物価上昇率、経済成長の決定要因に加え、経済状態をコントロールする政策について分析する。様々な資源の配分パターンがどのように決定されるか、また社会にとって望ましい所得分配を実現するための方法などについて具体的に考察する。 |
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経営学科 | 企業や組織における経営活動に主眼を置く。企業経営に関わる様々な科目を軸に、経営管理や人事、商品開発などの実務、財務や資産の運用、調達に関する理論的方法とその実践について学ぶ。会計制度や企業経営の歴史に至るまで幅広く学ぶことができる。 |
金融学科 | 経済学や会計学の専門知識に基づく金融分野の理論を学ぶと共に、金融界の協力を得た実務教育も行われている。金融や経済、社会の仕組みについての深い理解を身に付ける。経済理論の知識に偏ることなく、戦略的構想力や思考能力を兼ね備えた人材を育成する。 |
文学部
文学部 | 定員 | 学問分野 | 文学 言語学 哲学 心理学 歴史学 文化学 社会学 国際学 芸術理論 人間科学 |
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350人 |
【特色】専修課程それぞれが研究室を設置。他の専修課程の授業を受けることも可能。
【進路】約2割が大学院に進学する。情報通信業や金融・保険業に就く者も多い。
取得できる免許・資格 | 教員免許(中-国・社・英、高-国・地歴・公・英)、司書教諭、学芸員、司書 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 人文社会系 |
■学科・コース・専修一覧
哲学専修課程 | 古くからの「智を愛する」営みである哲学を、形而上学や認識論、行為論、刑罰論、宗教論などを通じて幅広く学ぶと共に、生命倫理、環境倫理、情報倫理などの現代的な問題にも取り組む。哲学研究室では大学院生を中心にした勉強会が数多く開催されている。 |
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中国思想文化学専修課程 | 中国の学術や思想を体系的かつ歴史的に整理し、諸子百家をはじめ幅広い時代に関する宗教、科学、政治思想、教育思想などを学ぶ。中国と関連する範囲について日本や韓国の思想も扱う。古典中国語で書かれた文献の読解のための技法も身に付ける。 |
インド哲学仏教学専修課程 | インド哲学とインド、チベット、中国、日本などの仏教について学ぶ。学部と大学院との連続性を意識したカリキュラムを構成。古典文献の解読を重視し、サンスクリット語文法が必修である。卒業論文の代替として古典を原書で講読する特別演習を履修してもよい。 |
倫理学専修課程 | 行為の善悪や人間関係の法則を探究し、現代社会における問題の原理を考察する。西洋と日本の倫理思想について学び、幅広い視野を身に付ける。倫理学に関する古典的学問研究に加え、西洋哲学、日本思想、社会科学、宗教学など様々な学問に関連する内容も学ぶ。 |
宗教学宗教史学専修課程 | 哲学、思想史、社会学、心理学、人類学、民俗学、文献学、図像学などの幅広い視点から様々な宗教現象について学ぶ。宗教について学ぶことを通じ、広く深く「人間」を見る力を養う。特定の専門領域に固執せず、柔軟で幅広い視野を持つことが求められている。 |
美学芸術学専修課程 | 美や芸術に関わる探究のみならず、美や芸術の概念そのものの形成をめぐる政治的、社会的状況や芸術の機能の仕方など具体的な問題に取り組む。音楽や文芸、漫画や自然美など専門の異なる学生間のコミュニケーションを重視し、幅広い視野で物事を見る力を養う。 |
イスラム学専修課程 | イスラム教の文化、思想、宗教、文学について、主に文献から実証的に学ぶ。イスラム教成立以前の文化や現代のイスラム原理主義なども対象とする。アラビア語などの現地語の修得が推奨されていることから、欧米だけでなくイスラム圏に留学する者も多い。 |
日本史学専修課程 | 日本列島の歴史を様々な観点から総合的に学ぶ。東京大学史料編纂所の所蔵する原本や影写本、写真版などの膨大な史料を利用できる。古代、中世、近世、近現代それぞれの時代を担当する専任の教員の下、史料を正確に読み、歴史像を構成できる人材を育成する。 |
東洋史学専修課程 | 古代から現在の東アジアから北アフリカまで、幅広い時代、地域の歴史を学問の対象としている。史料を正確かつ厳密に読むことを重視し、中国語、朝鮮語、ベトナム語、ヒンディー語、アラビア語、ロシア語など、様々な言語を修得することが推奨されている。 |
西洋史学専修課程 | 古代から現代まで、ヨーロッパを中心に南北アメリカやアジア、アフリカとの関係を幅広く学ぶ。歴史を複眼的に見通し、長期的な展望に基づいた思考や判断のできる人材を育成する。研究室には大学院生も多く、学部生との交流も盛んに行われている。 |
考古学専修課程 | 環境考古学、動物考古学、祭祀考古学、民族考古学など裾野の広い考古学を、座学とフィールドワークから学ぶ。基本的な分析方法と発掘技術を修得し、3年次には北海道常呂町の実習施設で発掘調査の実習を行う。海外を含む学外の発掘調査に参加する学生もいる。 |
美術史学専修課程 | 現存する美術作品を調査、分析し、美術の歴史的展開を具体的に明らかにする。3年次に行われる関西見学旅行の演習により、実物を楽しみ、観察し、調査、考察をするという美術史学の基本的な態度に触れる。美術館や美術商などを見学する機会も設けられている。 |
言語学専修課程 | 音韻、音声、統語法、形態論、意味論など言語学に関する様々な分野を扱う。日本語、英語などの身近な言語から、方言や古代の言語まで対象は幅広い。今まで研究がされてこなかった言語や話し手が極端に少ない消滅寸前の言語などについても研究が行われている。 |
日本語日本文学(国語学)専修課程 | 文法論、意味論、語彙論、文字論など幅広い観点から日本語について学ぶ。日本語情報処理のための理論的研究や外国人への日本語教育などについての研究も行われている。多数の古写本や古刊本などを所蔵し、全国の国語学研究者の情報収集の場ともなっている。 |
日本語日本文学(国文学)専修課程 | 『万葉集』や『源氏物語』などの古典や近現代の日本文学に加え、歌謡や能、歌舞伎、近現代の演劇なども対象とする。文化財クラスの貴重な写本、版本、和本を多数所蔵している。卒業論文が必修となっているが、テーマ設定は学生の自由な選択に委ねられている。 |
中国語中国文学専修課程 | 研究分野は中国語を軸に古典、現代文学、言語の3つに大きく分かれるが、どの分野でもテクストの背景にある中国語圏文化の特徴を丁寧に調べることを原則とする。中国語に触れ、中国語圏や中国語を母語とする人々の情念に迫ることを大きなテーマとしている。 |
インド語インド文学専修課程 | インド文化の形成と発展に重要な役割を果たしてきたサンスクリット語やタミル語、アーリア語などの初歩を学び原典研究を行う。アジア諸地域に伝播していくインド文化の精髄を文献に即して探究する。卒業論文の代わりに原典講読の基礎訓練を受講してもよい。 |
英語英米文学専修課程 | 一時期の言語構造を研究する共時的研究と、言語変化の様相を研究する通時的研究の2つの側面から英語学を研究する。テクストの精読を中心としつつ、社会的、文化的なアプローチも可能である。卒業生は出版・ジャーナリズムなどの多様な分野で活躍している。 |
ドイツ語ドイツ文学専修課程 | 中世から現代に至るドイツ語とドイツ語による文学作品を対象とする。ドイツ語を緻密に読み解き、その構造や特性、そこに表出されている文化的、思想的な意味を考察する。自由な言語的感性を重んじ、教員や学生それぞれが自由かつ個性的であることを重視する。 |
フランス語フランス文学専修課程 | フランスの文学や思想に基づく自由と批判精神を重視する。学生同士の議論の下でそれぞれの研究テーマを鍛え、卒業研究につなげる。授業は厳密なテクスト講読の形式をとり、自己の解釈を参考文献と照らし合わせて批判的に検討する読解態度を修得する。 |
スラヴ語スラヴ文学専修課程 | 中世から近現代に至るロシア及びスラヴ各地の語学や文学、文化を幅広く視野に入れる。言語研究と文化研究を関連させ、テクストを正確に解読し、テクストの背後にある文化的文脈を理解する。スラヴ地域の文学と言語の双方に関する科目を数多く開講している。 |
南欧語南欧文学専修課程 | 文学部の中でも比較的新しい研究室の1つ。イタリア語イタリア文学を中心に、ロマンス諸語全体に関する講義や中世オック語文学、スペイン語スペイン文学などの授業を随時開講。イタリア語に関しては文献を正確に読解し、イタリア語の運用能力を磨く。 |
現代文芸論専修課程 | 伝統的な語学文学研究の堅固な土台を前提としつつ、文学研究の新しい形を開拓するために開設された専修である。国や言語の枠を越えて、世界の文学を現代的な観点から研究する。世界の作家や研究者を招いての講演会やシンポジウムなどを積極的に開催している。 |
西洋古典学専修課程 | 古代ギリシア語やラテン語で書かれた文献資料に関する研究を行う。この2つの言語による韻文、散文作品のそれぞれを網羅する工夫の施されたカリキュラムを設定し、多彩な講義、演習科目を開講。講義や演習の中で膨大な古典作品の全容を概観していく。 |
心理学専修課程 | 人間の心的、知的な機能を探究することを目的とする。心理学概論や心理学特殊講義により心理学の最新の成果を学修する。心理学演習では心理学の論文に対する読解力を身に付ける。心理学実験演習では実験に必要な技術を学び成果を論文にまとめる訓練を行う。 |
社会心理学専修課程 | 人間の行動と、その背景にある心的過程や社会文化的な基盤との間のダイナミックな関係を研究する。社会心理学調査実習、社会心理学実験実習、社会心理学統計といった実践的な科目が必修である。社会現象や行動を観察し、体系づけや統計的な分析などを行う。 |
社会学専修課程 | ゼミを中心とした少人数教育の下、社会調査実習やゼミ合宿、大学院生の指導による自主的な研究会などが活発に行われ、実践的な学びが提供されている。専任教員の研究テーマは福祉、社会政策、ジェンダー、家族、都市、住宅、ケア労働、人口など多彩である。 |
教育学部
教育学部 | 定員 | 学問分野 | 健康科学 教員養成 教育学 人間科学 |
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95人 |
【特色】3つの専修と5つのコースで構成され、最先端の研究に基づく学部教育を提供。
【進路】2割が大学院に進学する。製造業、教育・学習支援業への就職も多い。
取得できる免許・資格 | 教員免許(中-社・保体、高-地歴・公・保体)、司書教諭、学芸員、司書、社会調査士、社会教育士、社会教育主事 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 教育学 |
■学科・コース・専修一覧
基礎教育学専修 | 基礎教育学コースを設置している。「教育とは何か」という根源的な問いに対して哲学、歴史、人間、臨床の4つの方向から考察を重ねる。歴史資料や古典的テキストの読解、最先端の思想及び理論の講義や教育問題に関する議論などの実践的な教育が行われる。 |
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教育社会科学専修 | 2つのコースを設置。比較教育社会学コースでは教育を「社会現象」「文化現象」ととらえ、様々な社会科学の観点から考察する。教育実践・政策学コースでは教育を「現場」からとらえ、教育施設から文部科学省までを直接対象とし、教育現場について研究する。 |
心身発達科学専修 | 2つのコースを設置。教育心理学コースでは学習行動や発達を主題とする教育心理学と、心理療法やカウンセリングを主題とする臨床心理学の2つの領域を扱う。身体教育学コースでは身体の構造と機能に加え、脳との関連や健康維持と社会基盤との関係を考察する。 |
教養学部(後期課程)
教養学部(後期課程) | 定員 | 学問分野 | 文学 言語学 歴史学 地理学 文化学 経済学 社会学 国際学 物理学 化学 エネルギー工学 健康科学 情報学 |
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140人 |
【特色】学際、国際、先進をテーマに複数の分野を扱う。授業の多くは少人数制である。
【進路】約4割が大学院へ進学。サービス業、情報通信業、公務などへの就職者も多い。
取得できる免許・資格 | 教員免許(中-国・数・理・社・英、高-国・数・理・地歴・公・情・英)、司書教諭、学芸員、司書 |
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所属キャンパス | 駒場地区キャンパス |
学部と直結する大学院 | 総合文化/新領域創成科学/情報学環・学際情報 |
■学科・コース・専修一覧
教養学科 | 対象とアプローチが異なる超域文化科学、地域文化研究、総合社会科学の3つの分科を設置。各分科には合計18のコースが展開し、複数のコースを履修できる制度もある。すべてのコースで2つの外国語を必修とする他、英語のみで学位が取得できるコースもある。 |
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学際科学科 | 科学技術論、地理・空間、総合情報学、広域システム、国際環境学の5つのコースで構成され、文理融合分野を幅広くカバーする。国際環境学以外の4つのコースでは進化学を副専攻として組み合わせて学ぶこともできる。国際環境学コースでは授業は英語で行われる。 |
統合自然科学科 | 数理自然科学、物質基礎科学、統合生命科学、認知行動科学、スポーツ科学の5つのコースで構成。多様な選択を可能にする教育プログラムが展開されている。教養学部他学科とも連携し、様々な学問領域を横断しながら発展的な学修ができる。 |
理学部
理学部 | 定員 | 学問分野 | 数学 物理学 化学 生物学 地学 エネルギー工学 環境学 情報学 |
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280人 |
【特色】10学科で構成。フィールドワークや実験など学科によって授業形態が異なる。
【進路】約9割が大学院に進学しさらに専門知識を修得。一般企業に就職する者もいる。
取得できる免許・資格 | 教員免許(中-数・理、高-数・理・情)、司書教諭、学芸員、司書 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 理学系/数理科学/情報理工学系/新領域創成科学 |
■学科・コース・専修一覧
数学科 | 現代数学の基礎だけでなく、暗号理論やコンピュータ数理など現代社会で脚光を浴びている高度な数学理論も学ぶ。実生活の様々な分野に活かせる正確な論理性や物事を追究する姿勢を数学を通じて培っていく。 |
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情報科学科 | 計算機科学の基礎科目を主としたカリキュラムで最先端の情報科学研究に必要な知識を修得する。数学、論理学、アルゴリズムの基礎等に関連する講義に加え、ソフトウェア開発やプロセッサ作成などの実験や演習も実施。 |
物理学科 | 充実した教授陣の下、物理学の各分野を幅広くカバーした教育を展開。量子力学、統計力学、相対性理論など物理学の基礎となる講義に加え、充実した実験カリキュラムの下で行われる演習、実験によって理解を深める。 |
天文学科 | 天文学の第一線で活躍し、国際的・学際的プロジェクトの中核となる研究者や教育者を育成。3年次には学科内だけでなく、天文学教育研究センター、木曽観測所、国立天文台などの研究設備を活用し、実験や実習に取り組む。 |
地球惑星物理学科 | 地球、惑星、太陽系の過去、現在、未来の解明を目的に、物理学を中心として幅広い科学的知識を身に付ける。4年次には卒業論文・研究の代わりとなる地球惑星物理学特別演習や地球惑星物理学特別研究が開講される。 |
地球惑星環境学科 | 地質学や物理学、化学、生物学の法則を理解し地球や惑星の環境変動や生命進化を俯瞰的に研究する。また、世界各地でフィールドワークを行いその中で得られる標本を分析・解析することで実証的な研究手法を修得する。 |
化学科 | 複雑な物質の示す性質や現象を理解するという点で実験を重視し、3年次には無機および分析化学、有機化学、物理化学の実験を行う。実験科目や卒業研究を除き、多くの科目は自由に選択でき、他学科の講義も聴講可能。 |
生物化学科 | 生命現象の根底にある普遍原理の分子や遺伝子レベルでの解明へ向け、生物学に加え物理学や化学の知識を総合的に有する人材を育成する。ゲノム科学の急速な発展に伴い、医学や生物情報科学との連携を深めている。 |
生物学科 | 附属植物園や附属臨海実験所、西表島などでの野外実習を通じ生命現象に直に触れることができる。3年次には人類学を中心に学ぶA系と基礎生物学を中心に学ぶB系の2コースに緩やかに分かれ4年次から研究室に所属。 |
生物情報科学科 | 生命システムを生命科学と情報科学の両面から解明すると同時に、既存の学問分野にとらわれない分野横断的な実践力を養成していく。分子生物学実験とコンピュータプログラミングの両方を実験・実習に設けている。 |
農学部
農学部 | 定員 | 学問分野 | 農学 獣医・畜産学 応用生物学 環境学 |
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290人 |
【特色】フィールドワークやリベラルアーツ教育を通じて農学の素養を身に付ける。
【進路】獣医学課程:約3割が大学院へ進学。その他の課程:約6割が大学院へ進学。
取得できる免許・資格 | 教員免許(中-理・社、高-理・地歴・公・農)、司書教諭、学芸員、司書、獣医師、建築士(一・二級、木造)、測量士補 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(弥生キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 農学生命科学 |
■学科・コース・専修一覧
応用生命科学課程 | 4年制。生命化学・工学、応用生物学、森林生物科学、水圏生物科学、動物生命システム科学、生物素材化学の6つの専修からなる。人間との関わりが深い植物、動物、微生物について分子・細胞レベルから個体・群集レベルまで理解し、人類の生活向上に貢献する。 |
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環境資源科学課程 | 4年制。緑地環境学、森林環境資源科学、木質構造科学、生物・環境工学、農業・資源経済学、フィールド科学、国際開発農学の7つの専修からなる。環境の保全と創造について研究し、食料・資源・地域開発のグローバルデザインを構築できる人材を育成する。 |
獣医学課程 | 6年制。動物と人類のより良い関係を構築し、両者の健康と福祉の向上を目指す。獣医学の基礎科学と応用技術及び動物の生命現象と病態を理解し、動物医療と公衆衛生に貢献できる人材を育成する。附属の動物医療センターが実習の場として幅広く活用されている。 |
工学部
工学部 | 定員 | 学問分野 | 化学 応用物理学 応用化学 機械工学 電気・電子工学 材料工学 土木・建築学 船舶・航空宇宙工学 応用生物学 環境学 情報学 |
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938人 |
【特色】16学科で構成。専門性を深める講義に加え、創造性を育む演習などがある。
【進路】約7割が大学院へ進学。就職先は情報通信業、金融・保険業などが多い。
取得できる免許・資格 | 教員免許(中-数、高-数・情・工業)、司書教諭、学芸員、司書、建築士(一・二級、木造)、測量士補、電気主任技術者、電気通信主任技術者 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 工学系/情報理工学系/新領域創成科学 |
■学科・コース・専修一覧
社会基盤学科 | 人間の文化的な生活を支える社会基盤学を学ぶ。都市や災害、自然環境について学ぶ設計・技術戦略、国土や都市のビジョンを描く力を育む政策・計画、開発経済学や国際交渉などの国際プロジェクトについて研究を行う国際プロジェクトの3つのコースで構成。 |
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建築学科 | 耐震、快適な住環境、修復・保全工学などの技術分野に加え、社会学や経済学、心理学などの分野も学び、建築と設計に携わる人材を育成する。建築設計製図では1・2カ月ごとに図面や模型を製作し建築の基礎を演習で身に付ける。4年次には卒業設計に取り組む。 |
都市工学科 | 2つのコースで構成。都市計画コースでは時代と共に変化する都市の状況と課題を把握し、適切な都市施策を打ち出せる人材を育成する。都市環境工学コースでは安全で快適な生活環境を創造するために、施設などの計画・設計・評価を提示できる人材を育成する。 |
機械工学科 | 設計や生産技術全般を対象に機械工学の研究と教育を行う。基礎工学からナノテクノロジー、医療工学までを融合して産業システム全体に貢献するものづくりに取り組む。2・3年次にはスターリングエンジンの設計製作演習をはじめ実践的な授業や実習が行われる。 |
機械情報工学科 | 人間、機械、情報を結ぶ理論とシステムを創造できる視点を持ち、綿密な思考のできる人材を育成する。実際の設計や製作に必要な知識や経験を修得するため演習も充実している。3年次の自主プロジェクトでは企画から設計、製作、発表までを学生自身が取り組む。 |
航空宇宙工学科 | 技術集約性の高い航空宇宙技術について、多くの知識を活かしその発展をリードできる人材を育成する。3年次冬学期から航空宇宙システム、航空宇宙推進の2つのコースに分かれる。どちらの分野も技術体系の全容を把握できるカリキュラム構成となっている。 |
精密工学科 | ロボテクとプロテクの2つの技術領域の基礎から応用までを幅広く扱う。機械物理、情報数理、計測制御の基礎工学を土台に、メカトロニクス、設計情報、生産の3つの分野を中心としたカリキュラムを展開。英語での研究・技術発表をトレーニングする授業もある。 |
電子情報工学科 | 情報系の科学と技術を中心に学ぶ。電気電子工学科の必修科目も履修可能である。3年次の冬学期から知識を発展させ深く学ぶために、広範な分野における3つの履修プランが用意されている。定員は電気電子工学科と合わせて115名である。 |
電気電子工学科 | 物理系の科学と技術を中心に学ぶ。電子情報工学科の必修科目も履修可能である。3年次の冬学期から知識を発展させ深く学ぶために、広範な分野における3つの履修プランが用意されている。定員は電子情報工学科と合わせて115名である。 |
物理工学科 | 物理を基盤に新しい学問を開拓できる人材を育成する。2・3年次にかけて数学と物理の基礎を徹底して学び、固体物理、量子情報、ソフトマター物理など物性物理の基礎と応用も学修する。実習や実験なども重点的に行われている。大半の学生が大学院に進学する。 |
計数工学科 | 2つのコースを設置。数理情報工学コースでは物理現象や社会システムを対象に問題を解決できる数理的方法論の構築を目指す。システム情報工学コースではロボットなどを対象に物理世界と情報世界とをつなぐ認識(計測)と行動 (制御)に関する研究を行う。 |
マテリアル工学科 | バイオマテリアル、環境・基盤マテリアル、ナノ・機能マテリアルの3つのコースを設置。各種マテリアルの合成や構造と機能についての基礎知識、マテリアル設計の基礎を身に付ける。導入、基礎、応用の3つの段階を順に修得するカリキュラムが組まれている。 |
応用化学科 | 物質を様々にデザインし新機能を生み出すことを目標に、独創性のある研究を展開。化学や物理学、数学など基礎学問の修得に力を入れたカリキュラムを設定。エネルギー変換や貯蔵、環境浄化、医療、情報処理などを研究し、応用化学を通じた社会貢献を目指す。 |
化学システム工学科 | 化学を基盤に、複雑な事象を目的に応じて階層化・単純化して考えるシステム的思考で社会の諸課題に取り組む「スペシャリストにしてジェネラリスト」を育成する。特に環境、エネルギー、医療などの諸問題に対し具体的かつ永続的な解決ビジョンの提示を目指す。 |
化学生命工学科 | 別々に発展してきた「化学」と「生命」の研究領域を工学的に融合させ、「分子」を共通のキーワードとして次世代の科学技術を構築する。化学と生命工学の基礎を徹底して学び、両分野に長けた人材を育成する。4年次から研究室に所属し、卒業研究に取り組む。 |
システム創成学科 | 環境・エネルギーシステム、システムデザイン&マネジメント、知能社会システムの3つのコースを設置。環境、エネルギー、食料、人口など現代社会が抱える課題について、理学や工学に加え社会科学などの知識を集約し、最適解を見つけ出すことを目指す。 |
薬学部
薬学部 | 定員 | 学問分野 | 薬学 |
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80人 |
【特色】学部進学時は共通授業を行い、4年次に薬科学科と薬学科に分かれる。
【進路】薬科学科:約9割が大学院へ進学。薬学科:一般企業などに就職する者が多い。
取得できる免許・資格 | 学芸員、司書、薬剤師 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 薬学系 |
■学科・コース・専修一覧
薬科学科 | 4年制。創薬科学や基礎生命科学分野で活躍する研究者を育成する。成績や志望動機などに基づき、4年次に学科別の研究室に分かれる。薬科学研究者を養成するため、大学院進学を前提としたカリキュラムが組まれている。 |
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薬学科 | 6年制。成績や志望動機などにより、4年次に学科別の研究室に分かれる。高度な薬剤師教育を行い、国民医療の担い手として医療薬学の分野を先導する人材を育成する。病院と薬局での約半年間の実務実習を通して、卓越した医療薬学の知識や技術を身に付ける。 |
医学部(医)
医学部(医) | 定員 | 学問分野 | 医学 |
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110人 |
【特色】在学中に博士課程へ進学できるPh.D.-M.D.コースを設置。
【進路】卒業後は、臨床研修医となる者が多い。研究者の道に進む者もいる。
取得できる免許・資格 | 学芸員、司書、医師 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 医学系 |
■学科・コース・専修一覧
医学科 | 6年制。形態学、分子生物学、遺伝学、生理学、薬理学などを幅広く勉強し、医療に対し多角的なアプローチを行う。MD研究者育成プログラムでは少人数ゼミナールや海外実習、研究室での実験を行う。基礎医学研究においても世界的に高い評価を受けている。 |
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医学部(他)
医学部(他) | 定員 | 学問分野 | 看護学 健康科学 |
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40人 |
【特色】現代社会の健康問題を解決する人材を育成。3つの専修に分かれる。
【進路】約3割が大学院に進学する。医療・福祉業や一般企業に就職する者もいる。
取得できる免許・資格 | 学芸員、司書、看護師 |
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所属キャンパス | 本郷地区キャンパス(本郷キャンパス) |
学部と直結する大学院 | 医学系 |
■学科・コース・専修一覧
健康総合科学科 | 4年制。現代の健康問題に向き合う専門家を育成する。3つの専修を設置。環境生命科学専修では人間を生物学的に研究する。公共健康科学専修では医療の課題や社会への影響を分析する。看護科学専修では健康を生命科学的観点や社会環境との関わりの中で理解する。 |
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