全国172の大学情報を掲載!志望校選びに役立つ情報・卒業生や現役大学生の“ナマの声”満載!

広告会社
東京学芸大学大学院 修士課程終了
株式会社 電通 第2営業局 営業部長/アカウント・ディレクター
白木 良和 (しらき よしかず)氏

2007年07月東進タイムズ掲載

広告業界で求められるのは、あらゆる視点で物事を考えられる人

安定的に、上向きに、継続的に利益を出す

 私の仕事をするうえでのモットーは「安定的に、上向きに、利益を出し続ける仕組みを作ること」だと定義しています。例えば「昨年は30億円売ったけれど、今年は5億円しか売れなかった」というのでは、ビジネスとして決して安定した状況とはいえません。いくら自分の満足する仕事ができたとしても、結果が伴わなくては、クライアントの満足にはつながらないのです。

 そして、営業担当者個人の一時的な努力で良い結果を生み出すのではなく、担当者が替わっても安定した利益を生み出し続ける仕組みを作ることが最も重要です。それが、企業の一員として企業の利益に貢献するというだけではなく、クライアントにとっても誠実な姿勢であり、社会に貢献する一員としての役目だと思うのです。

人に喜んでもらう経験を積んでほしい

 新卒の学生の採用面接を担当する機会もありますが、その際に注目しているのは、彼らが「本当に自分の言葉で話しているか」ということです。多少不器用でもいいので、オリジナリティのある言葉を聞きたいんです。「今日はいい天気だね」とこちらが話しかけて、「はい、よく晴れていますね」と答えるのは当たり前。「でも明日から寒くなるらしいですよ。まだコートをしまわない方がいいかもしれませんね」というように、自分の頭で考えて話題を展開できる学生に注目しますね。なぜならば、広告の仕事は常に「どうしたら相手に喜んでもらえるか」「どうしたら相手に気持ちを伝えることができるのか」という視点で物事を考える姿勢が必要だからです。

 若手社員を育てるために、私はあるトレーニングをしています。仕事中、そばに行って突然「何かおもしろいことを言ってみて」と話しかけるのです。初めは面食らって何も言えないのですが、毎日続けていると自然に「おもしろいことはないか」と情報を集めるアンテナが鍛えられ、興味の幅が広がっていくんです。そうすると、物事の見方が次第に変わってきます。好奇心旺盛に、見るものすべてに対して興味を持つことが、クライアントに喜んでもらえる企画提案につながります。

 広告業界を目指す高校生に勧めたいのは、今のうちから「本当に人に喜んでもらう経験」を積んでおくことです。対象は家族でも近所の人でも、ボランティアでも良いでしょう。自分の行動で相手が喜んでくれたという経験は、一見して全く関係がないようでも、きっと将来の仕事につながっていくはずですよ。

※文中敬称略。所属・役職等は取材当時のものです。

	
マスコミ・芸能に関連した職業はこちら!
慶應義塾大学 経済学部 卒業
コピーライター
阿部 広太郎 氏
京都大学 経済学部 卒業
編集者
山川 龍雄 氏
東京大学 文学部 卒業
放送記者
今井 環 氏
青山学院大学 国際政治経済学部 卒業
新聞記者
若江 雅子 氏
明治大学 政治経済学部 政治学科 卒業
雑誌編集者
大波 綾 氏
成城大学 文芸学部 卒業
編成部記者
野村 幸江 氏