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ウェブプロデューサー
愛知学院大学 心理学部
株式会社 コネクトスター プロデューサー
生駒 里美 (いこま さとみ)氏

2011年08月東進タイムズ掲載

最高の学習環境を自ら作り出せる 日本中から仲間を集める“Studymate”にかける思い

「心理学」を極めたい!夢を追い続けた学生時代

塚本と共に“Studymate”の開発に携わる生駒里美の夢は、心理学者になることだった。だがその夢は同時に、学問を究めることの難しさを痛感させる出来事の連続でもあった。

まず、自分の求める学問領域を学べる大学探しから苦労した。もともと生駒は、臨床心理士を目指していた。だが最初に入学した大学は、必ずしも生駒の学習意欲を満足させてはくれるものではなかった。そこで生駒は、二年次に他大学への編入を決意する。その大学を卒業後、さらに自身の研究を深めるべく、生駒は北海道大学の大学院へと進学する。

このとき生駒が興味を持っていたのは、心と身体との関係だった。以前、カウンセリングによって腕のケロイドが緩和されたという事例を紹介したテレビ番組を見たのがきっかけだった。

「これが研究で明らかになったら、すごいことになる。心の作用が身体に影響を与えることが証明されれば、病に苦しんでいる人に希望を与えることができる!」

だが生駒が選んだその研究テーマは、実に困難を極めることとなった。身体への影響を探るには、心理学的なアプローチからでは限界があるのだ。医師免許を持っていないため、身体に具体的な働きかけを行うことができない。加えて、同じ研究を志している「仲間」が世界的にみても非常に少なかった。孤独とジレンマの中での研究生活は、フラストレーションとなって生駒を疲弊させていった。

今の状況で研究を続けていても先が見えない。それならば一度大学から離れて、働いてみよう。生駒は、こうして研究の場から離れることとなった。

そうして就職したのが、コネクトスターのグループ会社である「株式会社メンバーズ」だった。心理学ではないものの、時間・空間を超えて人と繋がるインターネットに大きな可能性を感じながら、十分なやりがいを感じて仕事に取り組む日々が続いた。そしてこのあと、ある本との出会いが生駒に大きな転機を与えることになる。

学習支援サイトを作ろう!決意のきっかけとなった一冊の本とは?

生駒が“Studymate”に携わるようになったのは、一冊の本との出会いがきっかけだった。タイトルは『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』。巧みなプレゼンテーション能力で、人々を魅了してやまない米アップル社のCEOスティーブ・ジョブズを題材にしたビジネス書である。その中の一節に、生駒は衝撃を受ける。

「本当にいいプレゼンをしたかったら、今の仕事を一生続けてもいいと思うぐらいの情熱がないとダメだと書かれていたんです」

その言葉を受けて、生駒は自らの仕事への姿勢を振り返った。今の仕事は、自分の夢を乗せられるものだろうか。そう考えると、心理学への情熱が再び甦ってきた。生駒は悩んだ。

選択肢としては、三つの道が考えられた。一つは大学へ戻るという道。二つ目は優秀な研究者を探し出し、個人的に支援する。そして三つ目は、現在の仕事と自分のスキルを活かして、まったく新しいウェブサービスを立ち上げること。そう考えたとき、生駒の頭の中で「そうだ!」とひらめくものがあった。

「勉強を軸にして、同じ目標や、成し遂げたい研究テーマを持った人同士をつなげるサイトを作ればいいと思ったんです」

そう考えていた矢先に飛び込んできたのが“Studymate”の企画だった。まさに「渡りに船」といったタイミングである。自分一人でも作りあげたいと決心してはいたものの、それには限界がある。会社の支援を受けながら自分の夢に向かってチャレンジできることは、幸運以外の何ものでもない。生駒は、迷わずプロジェクトの参加に手を挙げた。

「高校生のなかには、計画通りに勉強を進めることができない悩みを持っている人がいると思います。でも、勉強ってあくまで手段だと思うんです。まず何よりも、自分が成し遂げたい夢・目標とは何かと自分に問いかけてほしい。私自身、ただ勉強が好きだったという訳ではありません。夢があったからこそ、右往左往しながらも、さまざまな行動に移せた。それが自然と勉強しなくちゃと思えたんです」

生駒は学生時代の自分を振り返りながら、そう語る。ただ当時、一緒に切磋琢磨できる仲間がいればもっと頑張れたという気持ちは拭えない。だからこそ、“Studymate”では、共に頑張ることができる仲間との場所を提供をしていきたいと強く考えている。

「高校生の時点で、まだ一生涯の夢を見つけられない人もいるかもしれません。でも、だからといって、大学を就職までの通過点と考えると4年間があまりにもったいない。大学はあくまで学問を究める場所。在学4年間の間に成果を残し、世界に影響を与えることだって可能なんです。だから、自らの知的好奇心を探究できる大学を選んでほしいです。そして、大学でさまざまな経験を積んで、いつか一生涯の夢を見つけてください」

※文中敬称略。所属・役職等は取材当時のものです。

	
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