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広告会社
慶應義塾大学 経済学部
株式会社 電通 第2営業局 次長
福島 範仁 (ふくしま のりひと)氏

2012年03月東進タイムズ掲載

広告マンは信頼が命 伸びるのは、嘘をつかない人材

入社3年目が勝負の分かれ道 デキる社員には共通点がある

 電通第2営業局の局次長を務める福島範仁は、4つの部を束ねるリーダーである。そんな福島に、部下の教育について話を聞くと「入社3年目」が大きな転換点だという答えが返ってきた。つまりこうだ。一年目の新入社員は自身が教わる立場。二年目の社員が面倒を見るのは、新入社員のみである。ところが三年目になると、勝手が異なる。相手は、新入社員の教育を手掛けている二年目社員である。つまり、教育者の教育をしなければならない。当然、年次を重ねるごとにハードルも高くなるし、責任も重くなる。

 「ですがその力を身につけた人間が、三年目以降に大きく成長するのです」。そう考えるようになったのは、福島自身、三年目頃のある出来事があるからだ。

 当時、福島が所属していたのは新聞雑誌局(当時)という部署だった。新聞社といえば、夜討ち朝駆けの硬派な体質だ。高校・大学と体育会の部活で過ごした福島は、そんな雰囲気にも違和感なく溶け込めた。ただ、福島の後輩の中にはそんな新聞社となかなか打ち解けることができない者もいた。

 「なじめなかった理由は、洞察力が足りていなかったのかもしれません。つまり、相手が何を考えているのかがわからないから、先を読むことができない。人が考えていることをすべて理解できることはありませんが、少しでも思いやる想像力がなければ、信頼関係は生まれません」

 自分の後輩が実力を100%発揮できない状況にしてしまったのはつらかったと、福島は当時を振り返る。

迫るグローバル化の波 目指すは社員のレベルアップ

 さらに福島は、部下に対して何よりも「誠実さ」を求める。

 「誰しも自分が可愛い。ですが、自分がミスをしたときに自分の非を認めずに、ましてや人のせいにするのは最もよくない。嘘はすぐに見抜かれます。人間として最低限のことを守る。相手から信頼を得るために一番重要なことです」

 それに気づかない部下に対しては、とにかく徹底的に話し込む。それが福島のやり方だ。

 「100回でも1000回でも話します。私たちは仲間ですから。チーム全員で話をします」

 福島が「教育」に力を注いでいるのには理由がある。「世界中の人から愛される社員の育成」を目指しているからだ。少子高齢化が進む日本にとって、企業のグローバル化は避けて通れない。電通もまた世界を視野に入れたビジネスを進めている。

 「我々の責務は、コミュニケーションというビジネス領域の中で、心もモノも豊かな社会を作ることです。そのためにも社員の質の向上を図らなければならないのです」

 電通には「鬼十則」と呼ばれる行動規範がある。その中に〈計画を持て。長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる〉という言葉がある。福島はまさに、長期的な展望を持って、この国に希望をもたらすべく邁進しているのだ。

(文中敬称略)

※文中敬称略。所属・役職等は取材当時のものです。
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