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社会で活躍する先輩からのメッセージ

大路 菜央 氏

おおじなお: 東京大学教養学部(後期課程)総合社会科学科(国際関係論分科)卒業 日本テレビ放送網株式会社海外ビジネス推進室海 外事業部勤務

日本の文化を世界へ発信!英文の契約書と格闘の毎日です


現在、私は「日本テレビの番組を世界に販売する」「海外に向けて新たな事業を興す」の2つを軸とした活動を行っている「海外事業部」において、契約業務を担当しています。
いずれのビジネスを進めるにしろ、その起点となるのは契約です。日本人どうしならばいざ知らず、海外の方と一緒に仕事をしていくためには、合意事項を明確にしておくこと、すなわちしっかりと契約を交わしておくことが大変重要なのです。
とはいえ、私はもともと法律を学んでいたわけではありません。大学では教養学部の国際関係論分科で国際文化や国際政治を勉強していました。
ちょうどその頃、韓流ブームが世の中を席捲し、それと同時にその国の魅力によって国際社会での存在感を増すという「ソフトパワー」という考え方と出会いました。「私も日本の文化財を海外に売って、日本の魅力を伝えたい」、そんな想いを胸に、新卒で任天堂に入社、法務に配属となりました。
それからは、戸惑いながらも、その立ち位置から文化の輸出に関わっていけることを学んだ日々を送り……今は日本テレビから文化を世界に発信するために、法律を駆使した契約担当として、四苦八苦しています。法学部のバックグラウンドがないのは正直つらいところがありますが、それ以上に英文契約は特殊な世界であり、日々の業務を通じて学びを積み重ねることの重要性を痛感しています。
学生時代に抱いた夢に、こんなにも近いところにいられる事実に感謝しつつ、日本テレビの番組を1人でも多くの世界の方に好きになってもらうために、私は今日も長い長い英語の契約書と戦っています。

映画との衝撃的な出会いが、私を「英語」へと導きました


幼少期に、1年間しか海外在住経験のない私が、英語を自在に操る帰国子女ばかりの部署で、日々英文契約書を読み、英語での電話会議などもこなせているのは、ひとえに高校時代に映画にどっぷりと浸かっていたためです。
当時、足かけ3年にわたり公開されていた“The Lord of the Rings”(ロード・オブ・ザ・リング)3部作にハマってしまった私は、週末ともなればひたすらに映画館に通いつめ、最終的には台詞をすべてリスニングで暗記し、台本を起こしてしまいました。
映画館に入りびたり、暇さえあればぶつぶつと台詞をつぶやき、授業中でもお構いなしに台本を起こしていた当初は、周囲から「変な奴だ」と笑われたりもしていました。でも、そんな日々の中で自分でも気づかないうちにリスニング能力が鍛えられ英語力が養われていたように思います。
「好きこそものの上手なれ」とはよくいったもので、気づけば英語の成績は上がり、大学受験で得意科目になっていて……最終的に今ではそれが仕事のうえで必須の能力になっています。英語力が上がっただけでなく、趣味を通じて学んだことで英語が好きになったことが何よりの収穫だったと思います。

自分の「好き」を諦めずに追い求めてほしい


私は、自分の「好き」な映画がきっかけで英語という武器を手に入れ、それに伴って国際関係という分野に興味を抱きました。その「好き」な分野の中で、文化財の海外輸出という「やりたいこと」を見つけ、今まさにそれができる場所に立っています。
すべてのスタート地点になったのは「好き」だという気持ちです。人それぞれ得意な分野や苦手な分野、好きなことや嫌いなことがあると思いますが、受験生の皆さんには、ぜひ「好き」を諦めないで追い求めてほしいと思います。
高3生になる直前、進路指導の先生から受験説明会で「大学に“恋”をしてください」といわれたことを覚えています。当時は「何てキレイごとを」と思いました。でも、今ではその意味がわかるような気がします。「好き」のためならば、多少の苦しさも乗り越えられるでしょう。努力し続けることもできると思います。
「好きだけじゃやっていけないから」などといって諦めずに進んでいけば、その先はきっと夢につながっているはずです。今すでに「好き」がある人は、変わらずに追い求めてほしい。まだ見つけていない人は、これからの大学生活でそれを探してみてほしい、そのように思います。

私の大学 ~後輩の皆さん、こんな大学です~

児玉 将馬くん

こだま しょうま:千葉県 県立 千葉高校 卒 理科一類 1年

どのような高校生でしたか?東京大学を志望したきっかけは?


高校では、何か新しいことがしたくなり、それまで未経験だった音楽に触れようと思いオーケストラ部に入部しました。初めてのバイオリンの演奏はとても大変で、毎日のように練習をしていました。勉強については学校の勉強を最優先にして、最低限のことはやるといった感じでした。
志望校選びについては、「どうせ大学を受験するなら、一番上を目指そう」というくらいに考えていて、具体的に「この大学がいいな」という明確な理由はありませんでした。しかし、受験校を調べている中で、また勉強を進めていく中で、「この大学にいきたい!」という思いが強くなっていったのが、東京大学でした。
もともと理系科目が好きで得意でもありました。特に物理が好きで、将来はその道に進みたいと思っていたので、迷わず理科一類を志望することに決めました。東京大学には「進学選択」と呼ばれる制度があり、入学してから進路を大きく変更することも可能です。ただ、私は高校生のうちから将来について真剣に考えておくことが大切だと思います。
なお、受験勉強について。英語は、対策が遅れがちなリスニングをしっかりできるかどうかが重要になってくると思います。近年は難化しているということも耳にします。しっかりと得点できるようにしておくといいでしょう。また、リスニングの解答は英語の試験開始後45分から始まります。時間配分など自分なりの戦略を必ず立ててください。難しい単語が用いられるわけではないので、あとはスピード勝負です。演習を積んで慣れれば問題ないと思います。なお、この点数は入学後のクラス分けに使われます。

どのようなキャンパスライフを送っていますか?


まだ「進学選択」の前となる1年生なので、専門的なことではなく、教養科目を多く学んでいます。私は、Sセメスター(4~7月)では理系ながら日本国憲法や現代教育論の授業を受けていました。続く、Aセメスター(9~1月)では、いわゆる理系科目を多めに選択しました。
理科一類の1年生は必修科目が多く、それだけで時間割の3分の2ほどが決まってしまいますが、残りの時間は人によって大きく差ができています。単位を取りやすい、もしくは、点数を取りやすいという理由で授業を選ぶ人もいます。ただ、せっかく学ぶなら、自分の好きな授業にするとやる気も出てくると思います。
大学の授業が高校までと大きく違うところは、学生自身が学ぼうとしないと、本当に何も得られないということです。大学の先生方は必ずしも教えることが専門ではありません。それは当然なことともいえますが、であれば、学生の取り組み方次第で得るものがあるかどうかが決まってきます。受験をしてその大学に入ったからには、当然勉強するものだろうと、受験生の頃には考えていると思います。その気持ちを忘れずに、大学にいくと良いと思います。
「進学選択」で自分の希望する学部学科に進むには、それなりの成績が必要条件になります。私は想像よりも入学してからの勉強が大変でした。しかし、クラスの人と助け合いながら、何とかやっています。東京大学ではクラスがしっかりしているので、クラスメイトと仲良くなるのが、様々な情報を得るという意味でも大きいのかもしれません。
日々の勉強が大変な一方、夏休みなどの長期休暇をはじめ、自由な時間も多いです。学期中であっても、土日などは基本的に休みなので、自分のやりたいことができます。そこで何をするかも大学生活を満喫するうえで大切だと思います。

課題が出る授業が多く、空き時間も勉強です!


東京大学の1コマは105分と長めに設定されています。1年生のAセメスターは必修の授業が多く、時間割がほぼ決まってしまいます。月曜日3限の「ALESS」は、英語で論文を書く授業で、毎週の課題などはとても大変です。その他にも課題が出る授業が多いので、空き時間も勉強です!

京谷 昇磨くん

きょうたに しょうま:神奈川県 県立 湘南高校 卒 文科三類1年

「進学選択」でしっかりと将来のことを考えられます


高校時代は陸上部に所属していました。予備校には高1生の頃から通っていて、高2生になると自宅でも受講するようになり、校舎に通う頻度は減ってしまいましたが、週1回校舎で行われるグループ面談には毎回参加し、イベントや集まりなどにもなるべく参加しました。また、忙しい中ですが、時間を作って読書をするなど趣味の時間も大切にしていました。東京大学を志望したのは、自分の選択肢を広げられると思ったからです。「進学選択」では、1・2年次は学部に分かれずに駒場キャンパスで学び、3年次から学部に分かれます。将来がはっきりと定まっていなかった自分にとって、大学に進学し、勉強しながら将来のことを考え、進みたい学部を目指せる点が魅力的でした。

不規則になりがちな生活。さらに気を遣うようになりました


現在は週に14コマの講義を受けています。サークルでは、スポーツチャンバラをしていますが、やはり授業中心の生活です。講義では、高校生の頃から興味があった心理学系の、特に精神分析学や情報認知科学、教育臨床心理学などを学んでいます。また、第二外国語はイタリア語を選択しました。外国人の先生が教える講義もあり、楽しく学んでいます。高校の頃は毎日同じ時間に起床、通学、帰宅するという規則正しい生活リズムでしたが、大学では日によって時間割が違います。生活が不規則になりがちなので、体調管理や時間の使い方にさらに気を遣うようになりました。
将来は、大学院に進学せずに就職したいと考えています。結婚して家庭を持つことが小さい頃から抱いていたあこがれなので、しっかりと家族を養えるように仕事ができたらいいなと思います。就きたい仕事は公務員や一般企業など、まだ考えているところです。これからしっかりと考え、決めていきたいです。

高橋 佑介くん

たかはし ゆうすけ:千葉県 県立 東葛飾高校 卒 工学部 システム創成学科(環境・エネルギーシステムコース) 3年

進学選択で見えてきたエンジニアとしての道


工学部に進学して実感したのは、工学部では研究成果を社会に還元することを目的、使命であることを念頭においていることです。理学部が純粋な学問研究に励むとしたら、工学部は社会からの要請を受け現実世界の問題や課題の解決を目指し、世界をより良いものにするために存在するものととらえています。
私の所属するコースは環境・エネルギー系で、海洋の再生可能エネルギーを専門に学んでいます。日本では、洋上風力発電や海流発電をはじめとする海洋再生可能エネルギー活用において、欧米諸国と比べると実験やその導入が遅れているといわざるを得ません。また、福島の原発の廃止措置についても依然として見通しが立たず、将来的な原発の役割も議論の最中です。このように現実に抱えている問題をどうやって解決するかということを考えることが工学的視点であり、単に技術の側面から考えるだけでなく、法制度の側面や社会学的な側面、文化的な側面など文系的な側面も含め、多角的な視点で考える必要があります。こうした役割を担う工学部にあこがれて、理科二類からの進学を決めました。

専門分野について英語で自由に議論できるようになりたい!


今年(2017年)の夏、スコットランドに1カ月短期留学し、現地の大学で海洋開発についてじっくりと学んできました。現地では、大学受験で求められていた英語力だけでは全く太刀打ちできず、自分の思うように英語で議論を深めることができませんでした。その経験がとても悔しくて、自分の進路を、東大の大学院に進学するではなくイギリスの大学院に進学することに決意しました。それからは大学受験以来といっていいくらいに、英語の勉強に打ち込んでいます。常に「将来、自分がどんなことをしたいのか?」を考え、あれこれと思い描いていますが、まだ明確な答えは見つかっていません。しかしこれまでもそうしてきたように、常に自分の目の前にあることに対して淡々と努力を積み重ね、1つずつ形にしていくことは、地道ではあるけれど、きっとこの先の人生をより良いものにしてくれると思っています。

先輩たちの「生の声」入試アドバイス

科目別アドバイス

数学


まずは公式の導出過程などに注意して問題に取り組んでください。難しいテクニックを覚えるよりも大切なことだと思います。また、150分間の試験時間で大問が6つという構成は、余裕のあるものではありません。問題の見極めも重要なポイントです(もちろん全問を解けることに越したことはないですが)。それぞれの問題は、なるべく最後の答えまでたどり着けるように頑張りましょう。部分点を狙う問題があってもいいかもしれませんが、やはり完答したほうが採点者の印象は良くなると思います。(理科一類 児玉くん)

入試本番アドバイス

長い昼休みをどのように過ごすか、事前に考えておきましょう!


試験前日は焦るかもしれませんが、ゆっくりと休息をとることをおすすめします。試験当日に電車などで試験会場に向かう際は、特にこの休息が大切になってきます。早めに到着するのに越したことはないのですが、その場合には朝の冷え込みの中、キャンパス入口となる門の前で待たされます。しっかりと防寒しておきましょう。試験は2日間にわたり、いずれも昼休みが長いです。その時間に何をするのか事前に考えておきましょう。勉強をするもよし、散歩をするもよしです。試験当日はどちらのタイプの人も見かけました。私は好きな音楽を聴きながら散歩に出かけリラックスしていました。試験中は今までやって来たことを信じて、目の前の問題に取り組むのみです。最後まで諦めずに頑張ってください!(理科一類 児玉くん)

試験会場では落ち着いていつも通りでいることが一番です


時間に余裕を持って試験会場に到着できるように、体調管理、生活リズムの調整など必要な準備は欠かさず行っておきましょう。試験会場では落ち着いていつも通りでいることが一番です。普段、模試を受けているときから入試本番を意識して行動するといいです。僕は、休み時間にはチョコを食べたり、テキストなどを見たりしていました。また、体を伸ばしたり、散歩をしたりして血流が滞らないようにし、気分転換を図っていました。こうした気分転換や運動により、試験中にはぐっと集中状態に入り、いつも通りに問題を解けるでしょう。時間配分については過去問演習でつかむことが大切です。緊張や焦りは頭の働きをにぶらせます。そんなときは手を休めて深呼吸をしたり、背筋を伸ばしたりして、とにかく落ち着きましょう。試験を楽しめたら勝ちだと思います!(文科三類 京谷くん)

自分を支えてくれた人のことを思い浮かべて、心を落ち着かせました


試験前、僕は今まで応援し、サポートしてくれたみんなの顔を思い浮かべました。そうすると自然と緊張が解け、この人たちに恥ずかしくない報告ができるように1年間浪人して頑張ってきた成果を解答用紙にぶつけようという気構えになりました。1日目最初の国語の試験が始まると、他のことは一切頭から消え、心地よい緊張感に包まれながら、落ち着いて試験を受けることができました。休み時間などは前の試験の出来が気になると思いますが、気にしても仕方がないので、考えない方がいいでしょう。後悔しないように、今を大切に生きてください!(工学部 高橋くん)

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