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社会で活躍する先輩からのメッセージ

山本 陽子氏

やまもとようこ: 北海道大学 農学部 森林科学科、同大学院農学院 環境資源学専攻(森林化学研究室)出身 旭化成ファーマ株式会社 医薬生産管理部 製剤技術グループ 勤務

人々の生命や暮らしに貢献することにやりがいを感じています


学生時代から、「環境・エネルギー・つくる」というキーワードが、常に頭の中にあり、大学では木質バイオマスの有効利用に関する研究に没頭しました。その後の進路として、これまで考え続けてきたキーワードを具体的に行動に移すことを考えたとき、大学までに学んできたことや考え方の中からしか、将来像のアイディアが浮かびませんでした。
そこで、異なる分野の考え方やアイディアを知りたいと考え、これまでの自分になじみのない分野を含めて、何かしらの技術に関われそうな職を幅広く考えました。最終的に、様々な分野とそのスペシャリスト、ものづくり、雰囲気などに惹かれ、現在の会社を選び、製薬部門に配属されました。
今、私が携わっているのは、飲み薬の開発と製造です。薬の有効成分となる粉末状の物質は、そのままでは飲みづらかったり、処方しにくかったりします。そこで、有効成分に添加剤を加え、錠剤などの飲みやすい形に成形する工程があります。この工程が私の仕事です。具体的には、飲み薬(錠剤や細粒剤)の試作、試作品の評価、薬の生産工程で必要となる分析方法の検討などを行っています。業務の中では、粉体、スケールアップ、分析、データの解析など、様々な技術に関わる機会があります。新たに必要となる知識や技術が多く大変なこともありますが、とても興味深く、やりがいのある仕事です。
また、技術者の端くれとして、自分がつくったものや技術を、人々が幸せになることや平和なことに用いたいという想いがあります。今、自分が携わっている仕事が、実際に患者の方の生命や暮らしに貢献していることに、非常にやりがいを感じています。
今後、異なる分野の仕事を経験する可能性はありますが、携わった仕事の技術や考え方を掘り下げ、深く身につけていきたいと考えています。と共に、引き続き、「環境・エネルギー・つくる」というキーワードを掲げて、異分野の深い知見から得たアイディアを活かしながら、自分らしいものづくり、技術づくり、創作活動をしていきたいです。そのようにして、少しでも世の中に貢献していきたいと思っています。

学生時代は自分とは異なるものにたくさん触れました!


学生時代は、研究に没頭した日々でしたが、国内外問わず、自分とは異なるものにたくさん触れることにも力を入れました。学生という立場を活かし、大学や研究室に所属している留学生たち、サークルや大学寮、アルバイト先、ファームステイ、ホームステイ、ルームシェア、国外の研究室滞在などなど、老若男女を問わず、また、期間も数日間から数年間と幅広く、様々な時間と場所で一緒に「過ごす・暮らす」という経験をしました。その中で、多様な考え方や生活スタイルがあることを知りました。
大学に入学した頃は、世間でいわれるような一般的な生き方や考え方をあたりまえとしていたように思います。でも、このように様々な人と「過ごす・暮らす」という経験から、人間の多様さを知るとともに、人生の主役は自分自身であり、「自分らしく人生を歩んでいこう!」という想いが強くなりま
した。
大学院卒の女性として、社会人になってからは、仕事だけでなく、私生活も、新たな選択をしなくてはならず、不安なこともあります。その際、周囲の助けを得るだけでなく、大学時代に得た多様な考え方や生活スタイル、様々な幸せの基準が、新たな選択肢のヒントとなっています。今の仕事の取り組み方、自分らしい生き方は、このような学生時代の経験があってこそだと思います。

自分自身が人生の主役であることを意識する


今後の目標は、何よりもまず心身ともに健康でいること、また、いつポックリいっても後悔しないような自分らしい人生を歩むことです。そのために「考える→行動する→ 休む」というサイクルを繰り返すことを大切にしていきたいです。
受験生の皆さんには、勉強に疲れたときの気分転換も兼ねて、少しだけで構いません、次の2つのことを考えていただければと思います。
①今、取り組んでいることは何のためにやっているのか?=「目的を考える」。良い大学を出ること、良い会社で働くことは「目的」なのでしょうか……?大学だけでなく、何かを自分が選ぶとき、その名前や知名度、他人に流されるのではなく、中身や本質を見て、ご自身の目的に応じて選ぶといいと思います。
②自分にとって何が幸せなのか?=「幸せを考える」。私にとっての幸せは、くだらない冗談を言って笑い合えるような平和な環境で、大笑いして家族や友人と過ごし、夢中になって何かを「つくる」ことです。「おいしいものを食べる」「億万長者になる」「誰かのために尽くす」など、幸せの形や内容は人それぞれです。

私の大学 ~後輩の皆さん、こんな大学です~

山廣 晴菜さん

やまひろ はるな:北海道 道立 帯広柏葉高校 卒 医学部医学科 5年

どのような高校生でしたか?北海道大学を志望したきっかけは?


高校時代は茶道部に所属し、お茶とお菓子を楽しみつつ、会計の仕事もしっかりやり切りました。生徒会などには所属していませんでしたが、学校祭などの行事には積極的に参加していたと思います。また、幼稚園時代から習っていたピアノも、高3生の8月に辞めるまで飽きることなく続けていました。とにかく、受験期といえども色々なことを経験し、卒業するまで楽しい高校生活を送っていたと思います。勉強は、疑問をなるべくなくしていくことを心がけ、少しでもわからないことがあればすぐ調べたり、先生に聞いたりして、知識が万全なものになるように心がけていました。また、モチベーションダウンを避けるために、友だちと一緒に学校の図書館や予備校の自習室で勉強し、互いに切磋琢磨していました。
私は小学生の頃に「医師になりたい」と思い始めましたが、その時点で知っている大学といえば北海道大学しかなく、高2生の頃までは第一志望校として漠然と意識している程度でした。もちろんその時期から、北海道の医療に貢献する医師を目指していたので、そのために道内の医学部に入学したい気持ちはしっかりと持っていました。しかし、そのような漠然とした動機が具体的になったきっかけは、高2・3生の頃に参加した北海道大学のオープンキャンパスでした。実際に大学の様子を見て、「札幌の中心地にあるのに静かで落ち着いた雰囲気で、キャンパスが広い」「研究機関が充実していて、近くには大学病院がある」「熱意のある学生や教授が多い」と感じたこと、オープンキャンパスでの体験や見学が非常に楽しかったことから、北海道大学に入学したいという気持ちが一層強くなりました。

どのようなキャンパスライフを送っていますか?


北海道大学医学部では、1年次で教養、2年次~3年次前期で基礎医学、3年次後期~4年次前期で臨床医学を学び、CBT(パソコンによる選択式試験)、OSCE(診察が適切に行えるかを評価する実技試験)の各試験に合格後、6年次前期まで実習を行うというカリキュラムになっています。
そのため、4年生の前期は毎週のように実施される臨床医学の試験(毎週期末試験を受けるような感覚です)に向けて勉強し、同時進行でCBTの勉強もしなければならず、大変な時期を過ごしました。不安はあったのですが、先輩方から情報を聞き込み、友人と支え合い、何とか乗り切ることができました。「医学部では友人(先輩)たちが大事」とよくいわれますが、この時期くらいにそれを実感したことはありませんでした。
実習が始まってからも大変で、患者さんの診察が適切にできているかなど不安だらけでしたが、指導医の先生がフィードバックをしてくださるので、しっかりと学ぶことができています。実際に患者さんと接し、お話を聞くことで学べることもたくさんあるため、将来に直接活きるような勉強をしています。
現在の悩みは、アルバイトと実習の両立が難しいことです。規定の17時以降まで実習が続くことがあり、予定が立てづらく、平日のアルバイトが入れにくくなっています。もちろん両立している同級生も数多くいますが、体力的に厳しいという話を聞いたことがあります。
どの学部でもそうだと思いますが、特に医学部は低学年次と高学年次で全く異なる忙しさがあり、その都度順応するのが少々大変です。しかし、目的を持って日々を過ごし、人のつながりを大切にしていれば、とても充実した毎日を送ることができると思います。忙しさの中にも楽しさがあるのです。医学部を目指す後輩の皆さんには、ぜひ希望を持って頑張っていただきたいです。

地域医療に貢献できる医師になりたい!


大学での生活や勉強に慣れ始めた最近は、友人と将来の話をすることが多くなりました。私の聞いた範囲では、臨床志向の人が多いようですが、中には研究をしたいという人もいます。私自身も、「せっかく北海道大学に入学できたのだから、多少は研究に携わってみたい」という思いが、少しですがあります。まだどんなことを研究するかは決まっていないので、レベルの高い研究施設と優秀な人材を兼ね備えた北海道大学で、自分の興味のあることを見つけていきたいです。
しかし、医師を志し始めた頃に思い描いていたのは臨床医であり、今も人と直接関わりながら働いていきたいと思っています。人の話を聞くのは好きな方ですし、患者さんとの信頼関係を結びつつ最善の治療をしていく仕事をしてみたいです。
私が医師を志すきっかけとなったのは、私のことを長年にわたって診療してくださった地元の小児科医の先生でした。幼い頃、病弱だった私は、毎週のように(時には夜中でさえ)病院に通っていたのですが、そんな私に対して、先生は昼夜を問わず、温かく迎え入れ、親身になって診療してくれたことを覚えています。この記憶があるから臨床医を目指しているのかもしれません。私も先生のように、患者さんのことを思って働き、患者さんからも信頼されるような医師になりたいと思います。
希望の科は、今のところ小児科です。しかし、北海道の地域医療に携わりたいと考えているので、総合医になるのが一番かなとも考えています。幼少期の医療から終末期まで診ることのできる医師になり、北海道の色々な地域を巡って活躍していけたらと思っています。
さらに機会があれば、海外で高度な医療技術を学び、北海道の医療発展に少しでも貢献していきたいです。しかし、地域の病院では検査設備にも限りがあるため、適切な判断を下せなければ地域医療には携われないという話を聞きました。道のりは長く大変かもしれませんが、「この町にはあの先生しかいないから……」といわれるのではなく、「あの先生じゃないとだめだ!」といわれるような医師を目指し、今後の学生生活を有意義に過ごしていきたいと思います。

川口 遥香さん

かわぐち はるか:静岡県 県立 静岡高校 卒 理学部生物科学科(高分子機能学専修分野) 4年

「総合教育部」では進学する学部をじっくりと考えられます


高校時代は弓道部に所属し、ほぼ毎日練習があったので、高2生の冬までは勉強よりも部活の日々を送っていました。しかし、この部活づけの毎日だったからこそ、部活の仲間との絆を深めることができ、つらい受験期も支え合って乗り越えられたと思っています。 
もともと、第一志望校は北海道大学ではありませんでした。センター試験の結果を見てから、第一志望校には足りないと判定された時点で、どこの大学の何の学部に行きたいのかわからなくなってしまい、とても悩み、結論がなかなか出せずにいました。
その中で、北大の「総合入試」という制度は、前々から気になっていました。入学時に学部を決めてしまうよりも、まず1年間を総合教育部で学び、その後の進む道を考える猶予期間があった方がいいと判断し、総合入試の理系受験を決めました。

希望する学部に進むためには日々の努力が必要です


入学後に配属される総合教育部では、1年次の成績によって2年次以降の学部に振り分けられます。よって、1年次は専門科目の授業ではなく、総合教育部の理系共通の授業を受けます。数学や化学、物理、生物、英語といった高校で習ったことをより深く学ぶ授業も多く、さらに教養科目では自分が興味を持った講義を履修していきます。1年間、学部選びの猶予が与えられるというメリットの半面、希望する学部に進むために努力が求められます。私は2年次から理学部の生物科学科に進み、高分子機能学を専攻しています。
将来は分子レベルで様々な物質を扱い、これを通じて人を助けられるような仕事をしたいと考えています。例えば、遺伝子レベルでの病気の研究、あるいは薬学面での研究、がんを分子レベルで解明する研究などおもにミクロの世界で物事を見る、そんな仕事に就きたいと思っています。

東城 佑樹くん

とうじょう ゆうき:北海道 道立 北海道帯広柏葉高校 卒 工学部環境社会工学科(社会基盤学コース) 4年

1年間、将来について考える時間とチャンスがあります


とにかく有意義な高校生活だったと感じています。部活動は書道をやっていて、ほぼ毎日活動していました。予備校にも毎日のように通っていましたが、高1・2生の間は勉強よりも部活動に力を入れていたと思います。高3生になって受験勉強に本腰を入れてからも、あまりストイックにならず、より楽しめる学習法を探しながら取り組んでいました。
当時は明確な夢を持っておらず、学部学科を絞った志望校選びはしませんでした。その点、北海道大学では総合教育部に入り、2年次以降の所属学部を1年次の終わりに選択するため、1年間の大学生活で様々な分野に触れながら、じっくり考えられることに魅力を感じました。

仲間との大学生活が楽しく、充実した毎日です


私は、大学生活の4年間で、「今しかできない事」に数多くチャレンジしてきました。その1つが、海外との関わりを持ち、自分自身の視野や価値観を広げることです。2年生では海外短期留学でフィンランドに、3年生では海外インターンシップでベトナムにそれぞれ滞在し、英会話の練習をしつつ、現地の学生や職員との交流を通じて異文化を学びました。「海外の大学ってこんな感じなんだ!」「こんな文化があるんだ!」などと感じることは、素直に楽しいし、ちょっとだけ自分自身が成長した気がします。4年生の研究室生活では、留学生ともたくさん交流し、充実した日々を送っています。大学に入る以前は、海外とつながることなど想像すらしませんでした。きっと受験生の皆さんも同様だと思います。北海道大学での生活は、留学や海外体験のチャンスに数多く恵まれていることを、ぜひ知ってほしいです!
将来については、もともとまちづくりに興味があり、現在の土木専攻を選びましたが、必ずしも専攻通りの職につく必要はないと感じています。4年間で培った海外経験を活かし、場所を問わず、どんな形であれグローバルに展開する事業に関わりたいと思っています。

先輩たちの「生の声」入試アドバイス

科目別アドバイス

数学


数学の問題は、比較的やさしいのではないかと思います。ただ、私のように甘く見ていると全然解けないということもあるので、過去問を確認した後は、そのレベルに見合うだけの演習を積んでいかなければなりません。また、北海道大学の入試問題には、解いた過程も重視するという旨が明記されています。なので、問題を解く際にはただ答えのみをノートに書くのではなく、その途中経過もしっかりと書き、その上で学校や予備校の先生に添削してもらうといいと思います。(医学部医学科 山廣さん)

理科


化学と生物を選択しました。化学は、とにかく予備校のテキストに載っている問題や、学校の問題集を繰り返し解いて、解き方を覚えていくようにしました。また、積極的に学校の講習会にも参加するようにし、なるべく多くの問題に触れるようにしました。焦点をセンター試験と二次試験、というように分けずに、センター試験対策を兼ねての二次試験の勉強という形で取り組んだことが、結果として良かったと思います。また、有機化学を学校で習うよりも先に予備校で受講していたのが「吉」と出て、最後まで得意分野にできたことが、本当に強みになりました。生物は唯一、高2生の頃からしっかりと勉強していた科目だったので、正直、得意意識がありました。ただ、記述問題が苦手な私にとって、入試本番は時間との勝負という側面が大きかったです。パッと見てピンと来ない問題は、とりあえず飛ばして、まず問題すべてに目を通すようにしました。対策としては、頻出記述問題などをたくさん解いたり、その問題のキーワードを1つひとつ覚えるようにしたりしました。(理学部 川口さん)

面接


面接に関して大切なことは、「自分をアピールする場所である」ということを忘れないことです。自分の言いたいことははっきりと言うべきですし、自信のなさそうな態度は明らかに悪い印象を与えます。また、自分のアピール材料がないと感じるようであれば、高校生活の中でそれを作っていくしかないと思います(例えば、行事に積極的に参加する、生徒会や部活動に勤しむ、ボランティアに参加するなど)。志望理由や動機はもちろん重要ですが、それだけでなく、医療関連の用語やニュース、さらには世の中の出来事について知っておくことも必要です。本番ではかなり緊張しますが、「面接は人との会話」ということを忘れてはなりません。自分の長所が相手側にしっかりと伝わるよう心がけましょう。(医学部医学科 山廣さん)

入試本番アドバイス

試験前から試験当日まで、万全の準備を!


私は、試験前日までに試験会場の下見に行き、試験を行う部屋の位置を確認しました。当日は、朝から雪模様で混雑することが予測されたので、少し早めに受験会場に行くようにしました。試験中の休み時間は、それまでに自分でまとめておいたノートを見返したり、愛用していた資料集などを見て様々なことを確認したりして過ごしました。また、休み時間はトイレがとても混雑して行列になります。飲み物はあまり飲まないように控えていました。(理学部 川口さん)

試験が終わる最後の1秒まで、気を抜かずに取り組もう!


試験本番ではすごく緊張しますが、自分を見失うことなく、落ち着いて行動しましょう。休憩時間には、テスト前の最後の見直しをすることも悪くはないですが、トイレに行ったり水分補給をしたり、また極度に緊張するようであれば、友だちと話したり、音楽を聴いたりした方がいいのではないかと思います。試験中は、当然のことですが、わからない問題は潔く諦め、他の問題に時間を費やすべきです。また、解き終わった後はマークミスや書き間違い、計算ミスなどがないかどうか、しっかり確認しましょう(これらは試験が終わる最後の1秒まで、気を抜かずにするべきです!)。(医学部医学科 山廣さん)

試験前日は心を落ち着かせてリラックス。「いつも通り」が大切です


「受験生は最後の1秒まで伸びるのだから、直前まで頑張れ」とよくいわれますが、実際、対策を十分にして試験に備えてきたわけですから、前日に特別頑張らないからといって知識が薄れることはまずないと思います。前日は勉強を頑張るよりも、心を落ち着かせてリラックスすることを重視してほしいです。試験当日は、適度に朝ごはんを食べて、いつも通りやることを心がけてください。「自分はできる!」と自分自身にいい聞かせながら、試験を楽しむ気持ちでやりましょう。北大の場合、試験で使う机が予想より狭かったり、ヒーターの近くで暑く感じたりと、予想外のハプニングがあるかもしれません。そんなときも焦らずに取り組めるように試験に臨んでほしいと思います。(工学部 東城くん)

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